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BMSLシュート理論 腰のひねり?

こんにちは。

BMSLのシュート理論は、これまで上半身の話が多かったので今回は腰の話です。

といっても、もっと大まかに体幹といったほうがイメージが付くかもしれません。

体育館にあふれている「腰のひねり」に関する、一つの視点を提供できればと思います。

「腰のひねり」とは

「腰のひねり」を知るためには、まず腰の解剖学的な動きを知る必要があります。

一般的に「腰」と言われている部位はどこでしょう。

ここには骨盤と腰椎がありまずが、「ひねり」を可能とする部位は腰椎です。

骨盤は十分な可動性のある関節がありませんので、骨盤をひねることは不可能であるといってよいでしょう。

では腰椎がどのような運動をするかと言うと、

図のような、屈曲、伸展、側屈、回旋です。

(わかりやすいように背骨全体の運動で示しました。)

これらの動きが組み合わさって複雑な運動となりますが、「ひねり」の正体は腰椎の回旋という要素です。

しかし、実はここには問題があります。

腰椎は解剖学的に回旋があまり起こらない部位とされているのです。

つまり、「ひねり」は脊柱の頚椎胸椎で起きている可能性が非常に高いのです。

脊柱全体の正常回旋可動域

90°(内訳:頚椎50°+胸椎35°+腰椎5°=90°)

シュートであれば、リングに顔が向いて固定されているので、頚椎の回旋は大きくは出ないと考えると、

シュートにおける「ひねり」は胸椎で生じているということが言えそうです。

ただ、胸椎だけかといわれると、そんな事はありえません。

なので、これ以降、BMSLシュート理論ではシュートにおける「腰のひねり」を「脊柱の回旋」と呼ぶことにします。

ただ、呼び方は大きな問題ではありません。人気のある、または浸透しやすい呼び方で構わないと思います。

問題は、実際の現象です。

例えば指導者や選手がどのような身体現象を「腰のひねり」と呼んでいたのか?ということです。

これは私の憶測ですが、おそらく身体の方向転換(ターン)を「腰のひねり」と呼んでいるのではないかと思います。

ポイント
  • 腰椎ではあまり回旋が起こらない
  • 脊柱の回旋は主に頚椎と胸椎で起こる

「脊柱の回旋」と「ターン」

脊柱の回旋」と「ターン」には大きな違いがあります。

脊柱の回旋とはつまり体幹のねじれであり、ターンとは身体の向きを変えることです。

ねじることのできない骨盤を基準に考えてみると、

骨盤の向きが変わらずに胸の向きが変わるのが「脊柱の回旋」で、

骨盤の向きごと胸の向きが変わるのが「ターン」です。

これまで多くの選手のシュートを分析してきましたが、ハイレベルな選手ほど、シュート時に「ターン」を駆使し

育成年代や、そのフォームを踏襲している選手ほど「脊柱の回旋」が生じます

ちなみにですが、NBAのシューターはこのターンの技術がとても優れています。

日本のプロレベル選手でもたまにこのターン駆使してシュートを決める選手はいますが、多くはない印象です。

さらに話を進めると、シュート時に生じる「脊柱の回旋」はシュートにとってはエラー動作です。

今後BMSLシュート理論を展開する中で詳しく書いていきますが、

バスケのシュートにおいて脊柱を回旋させてボールを放つ身体の使い方は、正確性において不利な状況を作り出します。

これは脊柱の水平方向への回旋運動をシュートという垂直方向の動きに変換することの身体運動の難しさからくるものですが、

またの機会にしましょう。

図解!「脊柱の回旋」と「ターン」の違い

具体的な身体の動きとしてみてみましょう。

まずは、シュート動作からではなく、ただの立位でみてみます。

今後、実際のシュート分析方法についても記事にしていきますが、まずはイメージをもってみましょう。

脊柱の回旋

脊柱の回旋は胸の向きと腰の向きが異なる現象です。

図のように振り向くような姿勢がそれにあたります。

骨盤は正面のままで、胸が左を向いています

服の皺(シワ)なども分析には役に立ちます。

この場合、服のシワは右肩の方から左の腰に向かって走ります

逆に言えば、このシワが背中に走っていれば、「骨盤に対して胸は左に向いて脊柱はねじれている」証拠です。

何度も言いますが、シュートにおいてこの回旋が生じるフォームはBMSLでは良くないことであると考えています。

ターン

ターンは方向転換ですので、骨盤と胸の向きは一致したまま身体の向きが変わります。

図でいうと、まさに方向転換です。

この場合、服にシワは寄りません。

胸から骨盤にかけて一個体として動くということが重要です。

つまり体幹にねじれは生じません。

NBAなどで活躍する一流のシューターは、このターンを駆使して様々な状況でもシュートの成功率を高めることができます。

静止した立位で見ればこの2つの区別はとても簡単ですが、

これがシュートとなると急に分析が難しくなります。

その理由としては、「動きが速いこと」と「他の部位が動くこと」があげられます。

今度、私が分析した方法や使用した画像を可能であれば紹介します。


いかがだったでしょうか。

「腰のひねり」から「脊柱の回旋」「ターン」という2つの視点を取り出しました。

私は指導者でも選手でもないので、この視点を使うか、使わないか、どう使うか、はお任せします。

ただ、私の行っているシュート分析においては非常に有用な視点なので、BMSLシュート理論では大いに使っていきます。

今後、実際の分析の仕方まで紹介していく予定ですので楽しみにしていてください。

コメントも待ってます!

長文失礼いたしました。

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