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スポーツ外傷?スポーツ障害?

こんにちは

今回のテーマはスポーツ外傷?スポーツ障害?」です。

バスケに限らず、スポーツをしていれば痛みを感じる事はあると思います。

ものすごい痛みから、ちょっと気になる程度の痛みまで、程度はいろいろあると思いますが、

「あなたの痛みは外傷ですか?それとも障害ですか?」

と聞かれたときに、明確に答えられますか?

あるいは、選手や子どもから痛みの相談を受けたときに、外傷と障害の判断がつきますか?

この、外傷なのか、障害なのかという問題は、実は非常に重要です。

なぜなら、その痛みに対する処置や治療方針(リハビリも含めて)が大きく異なるからです。

今回はそういった話をさせていただきたいと思います。

 

スポーツ外傷

まずは、スポーツ外傷についてです。

外傷とはその名の通り、力によってを負う事です。

どちらかというと皆さんがイメージしやすい痛みであると思います。

具体的には、足の捻挫や突き指、擦り傷、前十字靭帯損傷などが外傷です。

外傷による痛みには、ほとんどの場合明確なエピソードがあります。

明確なエピソードとはその痛みの原因と考えられる事象ががはっきりとあった、ということです。

例えば、足の捻挫であれば「さっき足を捻ってから足が痛い」であり、

前十字靭帯損傷であれば「着地のときに膝を捻った」というようなものです。

打撲や一般的な骨折などもこの外傷に分類されます。

少しかたく言うと、急激な強い力によって身体の組織を損傷することを外傷と呼びます。

 

スポーツ外傷の治療方針

この外傷の痛みの場合、治療方針は比較的単純です。

それは損傷した組織の治癒を待つことが最優先されるためです。

骨折であれば骨癒合を、切り傷であれば皮膚の治癒を待つということです。

ただ、損傷した組織が治癒すれば競技復帰できるのか?と言われるとそう単純でもありません。

なぜかでしょうか。

それは損傷組織の治癒を待つ間に、身体に機能低下が生じるからです。

機能低下とは、関節が硬くなることであったり筋力が低下したりといったものです。

足の骨折のために1ヶ月ギプス固定したとすると、1ヶ月後、足は筋肉が衰えてガリガリになってしまいます。

このまま競技復帰は難しいですよね。

なので、外傷からの復帰には治癒のために安静にした部位の機能回復がされることが必須となります。

膝のケガの場合は上下の関節(股関節、足関節)にも機能低下が生じている可能性もあります。
単純とはいえ、競技復帰には慎重になる必要があります。

スポーツ障害

それでは障害とはどういったものでしょうか。

基本的にスポーツ障害の場合は、明確なエピソードがありません。

訴えとしては「練習の後に膝が痛い」や「走っていると腰が痛くなる」といったことが多いです。

外傷の訴えとは異なりますよね。これ!といった痛みの原因がわかりません。

そのため、「練習で痛いのなら練習を休もう」「走って痛いのなら走るのは中止」といった大雑把な対処をされることが非常に多いのがスポーツ障害による痛みです。

障害は弱いストレスの繰り返しが組織を損傷させていくというメカニズムで生じます。

同じ動作の繰り返しによって特定部位に負担がかかることが原因です。

皆さん一度は経験があるのではないでしょうか。

具体的な病名としては、オスグット・シュラッター病やシンスプリント、足底筋膜炎、アキレス腱炎などがあります。

他のスポーツでは、野球肘や野球肩などが有名かと思います。

 

スポーツ障害の治療方針

外傷の治療方針と比較すると、スポーツ障害の治療方針はやや複雑です。

なぜなら、痛みの原因を特定する必要があるからです。

痛い部位はわかるのですが、そこに痛みが生じてしまう原因を探さないと根本的な治療ができません。

ここで言う原因とは、痛い部位に負担をかけている動作ストレスの種類のことです。

これはかなり専門的に知識が必要なところです。

そのため、痛みの原因がわからず対処が遅れることもよくあります。

さらに、厄介なことに初期の場合は少し休むと痛みが落ち着いてしまいます。

痛みが落ち着くこと自体はいいことなのですが、根本的に治療できていないと再度復帰するとまた痛い、ということを繰り返すことになります。

なので、治療方針としては「患部の安静」と「動作の修正」が必要となります。

患部の安静とは原因となるストレスを減らすという意味で、練習をしないというわけではありません。

 


いかがだったでしょうか。

同じ痛みでも「外傷」と「障害」では対処法が異なります。

外傷の痛みなのに痛い中我慢して練習しても患部は回復しませんし、かといって障害の痛みを休むだけで治そうとしても根本の治療にはなりません。

もう一度、自分の痛み、選手、子どもの痛みの訴えを聞いてみてください。

それは外傷で?それとも障害?

痛い」で済まさないようにしてあげることが大切です(^^)

長文失礼いたしました。

 

 

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