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スポーツ障害の起こる部位とは?

こんにちは。

今回は「スポーツ障害の起こる部位」について書いていきたいと思います。

以前、スポーツ障害のメカニズムは、微細損傷の積み重ねであるということを書きました。

では、体中のどこにでもこの積み重ねは起こるのでしょうか。

実はこの積み重ねが起こる部位には共通性があります。

今回はこの積み重ねが起こる部位について話をさせていただきます(^^)

スポーツ障害の起こる部位 競技別

まずは大まかに見ていきましょう。

微細損傷とは筋肉の使いすぎなど、張力や圧力などのストレスが集中する部位に起こります。

例えば、

野球では肘や肩、ボート競技では、陸上競技では下肢(骨盤から下の脚)というようになります。

特に野球では投球動作によって頻回に肩や肘にストレスが加わります。

そのため野球のスポーツ障害といえば野球肩、野球肘となるのです。

つまり、スポーツ障害とは競技に特異的な動作によって生じることが多く、逆に言えば競技からある程度スポーツ障害の起こりやすい部位は予測ができるということです。

それでは、バスケットの場合はどの部位にストレスが集中するのでしょうか。

答えは、(足関節)です。

年齢が上がるにつれ、腰の痛みを訴える選手が増える印象はありますが、

すべての年代を通じて絶対的に多いのが膝です。

やはりこれもバスケの競技特性に関係があります。

低い姿勢、ジャンプ、ダッシュ、ストップ、ターンの頻度が非常に高いバスケットは、膝や足のスポーツ障害が多いのです。

スポーツ障害の起こる部位 解剖学から

さて、競技別にストレスの集中する部位がことなるということはわかりました。

ただ、解剖学的になにか共通点はあるのでしょうか。

まずは野球肘のよく起こる肘の内側をみてみます。

図のように、肘の内側には腕の筋肉が何本も集中して付いています。

これらの筋肉は主に手を握る筋肉なのですが、投球によって頻回にこれらの筋肉が付着している骨を引っ張るために、

そこにストレスが集中し痛みが生じます。

次は膝の図です

膝でスポーツ障害が最も生じやすいのは、お皿の下の部分です。

ここにも大腿四頭筋という強靭な筋肉がつく部位があります。

特に膝の場合は体重や衝撃に耐えるほどの張力がこの部分にかかるので、骨の付着部であったり、腱の部分に痛みが生じます。

次は足の図です

足で最もスポーツ障害が生じるのが踵(かかと)の付近です。

ここにはアキレス腱があり、腓腹筋、ヒラメ筋という大きな筋肉が強い張力を発揮します。

この部位も体重がガンガンかかる部位なので、ストレスが集中し痛みが生じます。

スポーツ障害の多い部位の共通点

今回は3つの部位を紹介しました。

これらの部位の共通点とはなんでしょうか。

大きな関節が近くにある

大きな関節が近くにあるということは、それだけ動く必要があったり、支える必要があるということです。

もちろんそれに伴って、筋力の発揮が生じますので、どうしても張力や圧力といったストレスは生じやすくなるのです。

また、関節がよく動くということは筋肉や靭帯も含めてよく動くということです。

となると摩擦や圧力といったストレスが生じることにもつながるのです。

強靭な筋肉がつく

主要な関節にはそれだけ重要な動きが任されているので、強靭な筋肉がつくことが多いです。

特に膝や足などはそうですね。

肘に関しては、手の精密な動きをするために一つの筋肉ではなく多くの筋肉がその役割を担っています。

肘の内側はそれらの筋肉が集中部位ですので、ストレスも集中しやすいということです。

身体の使い方?

競技別にストレスの集中する部位や、解剖学的に負担の集中する部位があることはわかったと思います。

ただ、「じゃあ全員がなるの?」と聞かれるとそういうわけではありません。

なぜでしょうか。

皆同じ練習をしているのに不思議ではないですか?

その説明には、最近、体育館でもしばしば聞くようになった「身体の使い方」に言及する必要があります。

つまり同部位に負担をかけやすい身体の使い方をしている選手がスポーツ障害を発症しやすいということになるのです。

野球で言えば「肘下がり」など肘に負担のかかりやすい姿勢がすでに分析されています。

ではバスケで膝に負担のかかりやすい姿勢とはどのようなものでしょうか。

興味のある方はぜひ別記事をご覧ください。

https://baske-medical-support.com/2018/09/18/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E9%81%B8%E6%89%8B%E3%81%AE%E8%86%9D%E3%81%AE%E7%97%9B%E3%81%BF%EF%BC%81/

いかがだったでしょうか。

スポーツ障害の起こる部位は競技特性と解剖学的視点によってある程度予測ができるものなのです。

つまりは、今は痛くなくても痛くなるとすれば・・・といったように予測して、ケアやエクササイズにて予防することもできるということです。

今できることを考えて、取り組めることからできると良いですね(^^)

長文失礼いたしました。

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