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暑さに負けない!暑熱順化ってしってますか?

こんにちは。

急に暑くなってきました。

ニュースでも取り上げられていますね。

皆様のチームは「暑さ対策」大丈夫ですか?

大会中のチームもあるとは思いますが、この暑さをどう乗り越えていくかが、

チームにとっても選手にとっても重要であることには間違いありません。

なかなか、

「今日は暑いから練習休み!」

とはいきませんからね…。

(もちろん、そういった判断が必要な状況もあるとは思いますが)

さて、今回のテーマは「暑熱順化」です。

熱中症予防に様々な環境的対策を講じるということは非常に重要ですが、

この暑熱順化は「暑い環境でも動ける体をつくる!」という視点では、

熱中症予防としてはどちらかといえば攻めの予防策となるのではないでしょうか。

暑熱順化(しょねつじゅんか)

暑熱順化という言葉を聞いたことがありますか?

これは、簡単に言うと「身体が暑さに順応・適応すること」です。

つまり、これが適切に身体で働けば、暑い環境でも身体がよく動かせるようになるということです。

これがしっかりできているチームは、はっきり言って強いです。

なぜなら、暑くても練習で身体を追い込めるようになりますし、それがさらに暑熱順化を身体に起こすので、さらに動けるようになります。

いってしまえば、暑い体育館で安全に身体を追い込めるようになるのです。

(も、もちろん限界はありますからね…?)

理想的ですよね。

暑いから休みにする、トレーニング量を減らす、というのも重要な選手を守るための対策ですが、

暑くても動ける体を作る、そういった身体の準備をする、という対策がチームにとってポジティブな影響を及ぼすことは明らかでしょう。

まずはこの暑熱順化についてお話します。

暑熱順化とは、体温調節機能が向上することで外界へ熱を逃がしやすくなる(体温が上がらなくなる)という生理現象です。

体温調節機能には2つの戦略があることは以前お話しましたが、暑熱順化によってこの両方の機能が高まると言われています。

つまるところ、皮膚表面に血液を集める機能(皮膚血管拡張能)と、発汗機能(発汗能)の2つが向上するということです。

さらにこの生理現象を説明するには、自律神経と皮膚血管拡張や血液量との関係性などについて話すことになるのですが、これは体育館で使える知識ではないと思うので、ここではやめておきます。

暑熱順化トレーニング

大事なのはここからです。実際、どの様に順化させていけば良いのか?という問題です。

これは、実は指導経験の多い指導者は、なんとなく普通にやっていることが多いです。

つまり、「今日は暑いから身体を慣れさせる日にするかな」というやつです。

指導者感覚的に、急に気温が上がった日に「よし今日追い込もう」となる指導者は少ないと思います。(昔はわかりませんが…。)

まさにこれが、暑熱順化に必要な考え方になります。

しかし、どうせやるなら効率的に順化させたいですよね。

この問題は、はるか昔から研究の対象となっており、すでにそれなりの答えが出ています。

それを紹介していきたいと思います。

暑熱順化トレーニングの基礎知識

持久的運動トレーニング

暑熱順化には持久的運動が良いとされています。つまり、ダッシュなどの無酸素系運動ではなく、ジョギングなどの有酸素系の運動が良いということです。徐々に強度を上げていくことが順化をさらに高めることにつながります。

初めはシュートドリルなど良いかもしれませんね。

サウナなど暑い環境でじっとしていても暑熱順化は起こりますが、身体運動を伴うほうがより効率的です。

1週間は期間が必要

暑熱順化は生理現象なので、急に暑さに対応できるようになるわけではありません。順化の経過を様々な指標(心拍数、深部体温、発汗量など)によって計測した研究が多くありますが、どれも数日を要します

さらに、この順化はすでに心肺機能が高い者ほど早期に完了すると言われています。そのため、対象が子どもの場合はもう少しかかると考えても良いかもしれません。

水分補給は絶対に必要!!!

いくら暑熱順化が完璧に完了したとしても、脱水になると身体は冷やせません。

そのため、水分は汗をかく量が多くなる分、多めに摂取する必要があります

決して、暑熱順化は水分摂取を少なくできるものではありません

しっかり水分を摂取しましょう。

暑熱環境においてこまめな水分補給は前提です!

ポイント

暑熱順化をしても水分補給は絶対に必要 !!!


   

  

いかがだったでしょうか。

暑熱順化。人間の身体は本当によくできていますね。興味が尽きることはありません。

熱中症予防対策として是非、取り入れてみてください。

この週末は非常に暑くなるという予報が出ています。

選手への対策もそうですが、指導者、保護者の方もしっかりと暑さ対策をしてくださいね。

長文失礼いたしました。

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