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関節は”かたい”より”ゆるい”が怖い??

こんにちは。

BMSL(@Basketball_MSLです!

身体がかたくて困っている!

という方、多いかと思います。

が、実は

ゆるくて困っているほうが、大問題に繋がりやすい

ということをご存知ですか?

実際に病院でも、かたくて痛みが生じている選手より、ゆるくて痛みが出ている選手のほうが回復に難渋するケースが多いです。

今回は、その関節のゆるさについて書いてみようと思います。

簡単にできるテストも紹介しますので、是非やってみてください!

目次

関節のゆるさ”joint hypermobility”とは…?

さて、そもそも関節のゆるさとはなんでしょう。

関節には、その動きを適度に保つための機構が存在します。

それが、筋肉、靭帯、関節包(関節を包むかたい布のような組織)なのですが、

一般的にはこれらの組織が関節の動きを適度に制限してくれていることで、

人は何不便なく生活ができています。

関節のゆるさとは、この関節の周囲を取り巻く組織の柔軟性が過度な状態となり、普通よりも関節が動き過ぎてしまう状態のことを言います。

柔軟性があると聞くと良いイメージを持つかもしれませんが、ありすぎる状態が関節のゆるさに繋がります。

関節がゆるいと良くないの?

先ほど、関節のゆるさが原因の痛みの場合は、

回復に難渋するケースが多いと書きましたが、

だからといって関節がゆるいからダメだ!というわけではありません。

調べてみても、関節がゆるくても何不自由なく、

痛みなどの症状もなく生活、スポーツなどをしている人も多くいます。

ただ、関節がかたいのと同様に、関節がゆるいことのリスクを知っておいて損はないでしょう。

ゆるさと痛みのメカニズム

簡単にゆるさのリスクを説明したいと思います。

関節がゆるいということは、それだけ関節自体が動く範囲が広いということです。

となると、普段の何気ない動作でも、普通の人より関節が広く動いているということになります。

画像は歩きのシーンですが、関節のゆるい人は何気ない一歩一歩で不要なストレスを受けている場合があります。

また、ゆるい関節はそれを制御するために筋肉が常に頑張った状態にさせられることもあり、

そういう場合は筋肉や腱などが常に慢性疲労状態となることもあります。

スポーツでも、持っている可動域が広いがゆえに、

不意に力がグイッと加わったときに筋肉でカバーできなければ、大きなケガに繋がりかねません。

これはストレッチで柔軟性だけ増やしてもダメだよ!という下記の記事でも触れている部分なので、

お時間があればチラッと読んでみてください。

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もしそれが過剰だった場合はケガのリスクのことも考えておかなければなりません。

関節のゆるさの原因

関節のゆるさの原因には様々な要素が関係しているとされています。

その要素として挙げられるのは、

  • 年齢
  • 性別
  • トレーニングの有無
  • 人種、民族的背景

といったもので、たしかに幼い子(特に女の子)に

関節(身体)柔らかいな〜」という印象を持つことが多いのは事実ですよね。

言ってしまえば、関節のゆるさは誰かのせいで生じるものではありません。

年齢や性別、人種などの要素は、その人の個性であり、どうしようもないものです。

遺伝的、あるいは成長に伴うホルモンの影響など原因は様々ですが、

結果として、関節周囲の組織の柔軟性が過剰となり、普通より関節の動き過ぎてしまうのです。

1つ注目したいのは、原因にトレーニングの有無があることです。
つまり、関節がゆるい人でも、トレーニングによってそのゆるさを制御できる可能性が示されているということになります。

ゆるさをテストしてみよう

さて、お待たせしました。

「私(僕)って関節ゆるいの?」の疑問に答える簡単なテストを紹介します。

テストの名前は Beighton Scale(ベイトンスコア)と言って、

関節の過可動性を簡単にチェックすることができます。

各1点で構成されていて、左右の項目を合わせて合計9点満点のテストとなります。

5点以上の場合に関節過可動(関節がゆるい)となります。

実際に見てみましょう。

Beighton Scale

1.小指の伸展

2.肘の進展

3.膝の伸展

4.親指の動き

5.前屈

判定

合計点が5点以上の場合は、全身的に関節がゆるい傾向があると判定。

判定に関しては諸説あるようですが、自分の傾向を知るという意味ではこの判定で十分でしょう。

ゆるさの対処法

テストの結果はいかがだったでしょうか。

たとえ関節がゆるいと判明しても、過剰に心配する必要はありません。

関節のゆるさに対するリスク管理は、まず自分が関節のゆるい人だと知ることから始まります。

すでに何かしらの症状がある場合は、整形外科でリハビリのある病院に相談してみましょう。

また、現状、症状はないけど競技のためになにかできることがないか知りたい人は、

身近な専門家(AT、SC、PTなど)に聞いてみても良いかもしれません。

その際には、必ずベイトンスコア(関節のゆるさのテスト)が何点なんです、と伝えましょう。

程度によりますが、適切なトレーニングによって関節のゆるさは制御できるようになる場合がほとんどです。

おわりに

いかがだったでしょうか。

現場では関節のかたさを問題視する傾向が強いと思いますが、是非ゆるさについても知ってくださいね。

特に、女子の指導に当たる指導者の方には、選手の世代に関係なく知っていただきたいなと思います。

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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