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【バスケのシュート】リングに届かない!子どもに多い「脊柱の回旋」とは?

こんにちは。BMSL(@Basketball_MSL)です!

今回は、子どものシュートにみられる特徴的な身体の使い方「脊柱の回旋」をご紹介します。

バスラボ

実はこの「脊柱の回旋」は、子どものシュートに多発する“エラー動作”です。

結論としては、シュートがリングに届かない選手が陥りやすいシュートフォームと考えています。

シュートを打っている本人はまず気が付きませんので、周りの指導者や保護者ができるだけ早期に発見し、修正してあげることが必要です。

まずは、バスケにおける「ターン」と「脊柱の回旋」の違いから見ていきましょう。

シュートフォーム指導に関して一つの視点となると思います。是非チェックしてみてください(^^)!

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目次

シュートにおけるターンとは?

NBA選手の「ターン」

まずはシュートにおける「ターン」です。

これはシュート動作におけるエラーではなく、シュートの状況に適応するための“正しい体の使い方”です。

動画を見てみましょう。(1:16〜1:90)

観察ポイントは、シュート時の

①セット②リリース③着地

における身体の向きです。

それぞれのシーンを切り取って並べてみます。

①セット

シュートにおけるターンとは?

JR選手はリングに対してやや左半身前でセットしています。

利き手は右でしょうから、シュートセットとしてはやや難しいシチュエーションといえます。

②リリース

シュートにおけるターンとは?

先程のセット位置では左半身前でしたが、空中では完全に右半身前となっています。

つまり、しっかり利き手側をリングに向けているということです。

注目する点は、セットからリリースにかけて骨盤や体幹はねじれていないという点です。

③着地

シュートにおけるターンとは?

着地ではリリースよりもさらに体の向きが変わっています。

【結論】シュートにおけるターンとは?

それぞれのシーンをみると、身体の向きが変わっていることがわかると思います。

しかし、体幹や骨盤は全くねじれていません

これがBMSLで「ターン」と呼んでいる動きです。

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これは自分のシュートポジションをリングに向けるための技術で、非常にハイレベルです。

では、「脊柱の回旋」とはどういったものなのでしょうか。

子どものシュートにみられる「脊柱の回旋」

「脊柱の回旋」に関して、具体的なシュート動作からご紹介します。

まずは、シュートではなく普通に立った姿勢でみてみましょう。

育成年代にみられる脊柱の回旋

こちらが「脊柱の回旋」という動きです。

骨盤の向きと胸の向きが「ねじれ」の位置関係にある=背骨がねじれている

ということになります。

骨盤と胸が別の方向を向くので、服に斜めのシワが入るのが特徴です。

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先程のJR選手はこのシワが一切ありませんよね。

この特徴を利用して、シュートの際に「脊柱の回旋」をしているかどうかを分析します。

実際に子どものシュートシーンを切り取ってみてみましょう。

育成年代にみられる脊柱の回旋

服を見ればわかりますが、この選手はリリース時に胸が左向き、骨盤が右向きの「ねじれ」をおこしています

まさに「脊柱の回旋」が起こっているのです。

なぜ脊柱の回旋が生じるか?

もう少し分析を進めると、この「脊柱の回旋」が生じる理由がわかりました。

注目したのはリリースの直前に起こる動きです。

育成年代にみられる脊柱の回旋

実はこのような脊柱の回旋を伴う選手は、リリースの直前に、直後に起こるねじれと逆のねじれが生じる傾向があることがわかりました。

つまり、一旦「胸を右・骨盤を左」にねじり、そこから「胸を左・骨盤を右」にねじるという身体の動きをしているのです。

この身体の動きは、育成年代特有の身体機能、つまり筋力の不足による飛距離の不足を補うためだと考えられます。

ねじれ(回旋)の動きを利用することで、水平方向に力を有利に伝えることが出来るのです。

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つまりボールが飛びやすいということですね。

そのため、育成年代(特に年少の子どもたち)はこのようなフォームを自然と獲得していきます。

ただ残念なことに、シュートにおいて水平方向の力を優先することは、その成功率にネガティブな影響を与えてしまいます。

つまり、ループがかかりづらくなるのです。

このような理由から、BMSLでは「脊柱の回旋」をシュートにおけるエラー動作であると分析しています。

多くは身体機能の問題(筋力の不足)であり、スキルの問題ではありません。

ただ、全員がこのようなフォームになるかと言うと、そうとも言い切れないのが難しい所です。

幼少から、先程の「ターン」のような身体の使い方にたどり着く選手もいます。

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つまり、良い身体の使い方ができれば、筋力が不十分でも良いフォームでシュートを打てるということでしょう。

 

まとめ

子どものシュートにみられる「脊柱の回旋」についてまとめました。

少しイメージはできたでしょうか。

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ちなみに、私がTwitterで行っているフォーム分析では、高校生や大人でも同じ現象が生じている選手がいます

これは、子供の頃に身に染み付いたフォームがそのまま抜けなかったことが考えられます。

つまり、できるだけ早い時期からエラー動作を修正し、良い身体の使い方によるシュートを指導する必要があるということでしょう。

エラー動作の修正には、動画撮影もオススメです。

スマホスタンドで後方から同アングルで撮影すれば、本人も現状、変化を捉えやすいです。

是非、選手のフォームを見てみてあげて下さい。

明確な視点があるだけで、フォームの見え方は大きく変わりますよ(^^)

本記事の作成にあたり、画像使用にご協力いただいた選手、ならびにチーム関係者の皆様に感謝申し上げます。

最後までお読み頂きありがとうございました(^^)!

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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