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私のオスグッド体験記【あのとき適切に管理できていたら…】

ここにオスグッドっていわれたんだけど、一体何なの?
どうなるの?テキストを入力

成長痛?だから、えーと…。
どんなことになるのかな…。

バスラボ

子どものバスケット選手にとって身近な「オスグッド」。
実は私も経験しました

こんにちは。BMSL(@Basketball_MSLです。

BMSLでは以前よりオスグッド・シュラッター病(以下オスグッド)の啓蒙活動に力を入れていますが、それは私自身がオスグッドで悩んだ選手の一人だったからです。

理学療法士として色々な経験を積んだ今、

「あのときオスグッドを上手に管理できていたら…」

と思うこと多々があります。

オスグッドの上手な管理は、痛みの改善だけでなく、パフォーマンスを高めます

育成年代のうちにその管理法を学ぶことが、どれほど競技人生にプラスに働くことか…。

それができなかった私の体験談です。

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章が多めになってしまいますが、身近にオスグッドに悩む子どもがいる親御さんや指導者の方は、ご一読いただければ幸いです。

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目次

私もオスグッドだった

【あのとき適切に管理できていたら…】私のオスグッド体験記

冒頭でも書きましたが、私もオスグッドに悩み続けた選手の一人でした。

私がオスグッドを発症したのは小学校4〜5年生頃のことです。

当時、バスケは下手でしたが周囲の子どもたちと比較すると身体能力は高く、「走る、跳ぶ、投げる」といった基本動作テストではいつも学年で1〜2番でした。

「とにかく速く走れる!跳べる!」で活躍できたので、上級生と混ざることも多く、試合の出場時間も長くなっていたと記憶しています。

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当時(20年くらい前)は、今ほど個人スキルは重要視されていませんでした。とにかく、運動量で勝つ!といった感じでしょうか。

発症

明確にいつ発症したという記憶はないのですが、練習後に左膝に痛みを感じていた、という記憶があります。

しかし、当初あまりネガティブな気持ちではなかったのです。

なぜかというと、

周囲の大人から聞くこの痛みは、

「背が伸びている証拠だね!もっと大きくなるよ!」

「人一倍頑張っているからだ!」

「痛みを堪えて練習するなんてすごいな!」

といった、頑張り屋の小学生にとっては、むしろポジティブなことだと感じていたからです。

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学校の健康観察などで、得意げに「膝が痛いです!」なんて言っていました。
そう考えると、ケガした選手への言葉選びって難しいですね…。

オスグッドをポジティブに捉えていたのか…
これは大人の責任だろうなあ

痛みが悩みに

オスグッドの痛みが悩みに変わったのは、中学校の部活が始まってからです。

中学の部活になると練習量や強度の増加により、膝への負担は更に増加しました。

痛みは練習後だけではなく、練習前、練習中でも感じるようになり、そのせいで取り柄だった、走る、跳ぶ、が思い切りできなくなったのです。

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とはいえ、同級生や先輩など、競争相手に負けるわけにもいきませんから、更に無理を重ねていきました。

「とりあえず痛いからアイシング」程度のケアで日々バスケを続け、結局痛みが引くことはなく中学の部活を引退。

痛みによって頑張りきれない自分を認識してはいましたが、どうしようもなく、当時は

「膝が痛くなければな」

と何度も思っていたことを覚えています。

もちろん病院で医師の診察も受けましたが、診断はオスグッドで「成長痛だね。あまり無理しないように。」とのことでした。

子供心に、「でも無理しないと全て終わっちゃうよ…!」と思っていました。

部活にすべてを捧げている子どもに「無理しないで」は酷だ…

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のとき、医師に「リハビリ」が提示されていれば状況は大きく変わったかもしれません。
もちろんスポーツリハなんて時代ではなかったかもしれませんが…。

引きずる膝の痛み

高校に入り、身長の伸びが緩やかになったことでオスグッドの痛みが軽減し始めます。

ただ、練習量や強度は中学部活とは桁違い。

いま思えば常に膝の痛みを抱えていたと思います。

実は、このときにはオスグッドとは少し違う部位の痛みを自覚していたのです。

これまではスネの骨(脛骨)の上の方に痛みを感じていたのですが、高校に入ってからはそこは押しても痛くなくなり、運動でも気にならなくなりました。

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いわゆる教科書に書いてある「オスグッドは予後良好」はこれを指しています。
骨の成長がとまれば、オスグッドの痛み“は”とれるんです。

痛みを感じていたのは、お皿の骨(膝蓋骨)の下、あるいはその下の腱の部分です。

身長の伸びが止まれば膝の痛みも止まると信じていたので、「まだ伸びるのかな」なんて思っていました。

今思えば、その痛みがなければもっと高いパフォーマンスを発揮できていたことは間違いありません。

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このとき、膝はいわゆる「ジャンパー膝」といわれる病態に移行していたと思われます。
つまり、筋腱のスポーツ障害です。

知識の不足、思い込み、素人判断…
うーむ…避けたいんだけども。

引退後に知った「オスグッド」

バスケを引退し、自分のように痛みを感じながらプレーする選手を減らしたいと思い、理学療法士の道に進むことにしたわけですが、そこで知った「オスグッド」は衝撃でした。

オーバーユース、骨端症、成長痛、スポーツ障害、痛み、生理学、バイオメカニクス、筋肉、などなど…

専門知識を学べば学ぶほど、私は特別な痛みで悩んでいたのではなく、一般的な教科書レベルの痛みでずっと悩み続けていたことを知りました。

高校になって痛い部位が変わったことも、結局は身体の使い方から考えれば至極当然のことだったのです。

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脛骨の骨化が進み、骨がしっかりしたので次は膝蓋腱に痛みが出たということです。
痛みの原因は大腿四頭筋の過剰使用、リカバリーの不足。オスグッドの原因と大きく変わりません。

そして、その治療は複雑なものではなく、シンプルかつ明確なコンセプトによって確立していることも…。

「これを知っていれば、自分のバスケ人生は変わっていた…?」

この衝撃が今の私の活動に大きな影響を与えています。

第2の私が出ないようにしなければならないと強く思うからです。

ここにテキスト知っているだけで変えられることもあるのかも。
知識の不足ほど怖いものはない!

オスグッドを引き起こす身体の使い方(資料から抜粋)

オスグッドの原因はシンプルです。

ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の使いすぎが、成長途中の柔らかい脛骨を引っ張り、痛みが出るというものです。

オスグッドを引き起こす身体の使い方

つまり、その予防や治療には、大腿四頭筋を使いすぎない身体の使い方の習得が必要になります。

主には、体幹の強化、股関節機能の改善、大殿筋・ハムストリングスを使った動作を習得、などなど。

逆に言うと、そのような身体の使い方ができない選手がオスグッドを発症しやすいと言えます。

具体的には、走る、跳ぶ、止まる、切り返す、などの動きを大腿四頭筋任せで行っている選手です。

本来であれば多くの身体の部位、筋肉で行うべき動作を大腿四頭筋に任せて行うことは、パフォーマンス的にも効率が良いとは言えません。

非効率的な動作の繰り返しが、オスグッドに繋がっているといえるのです。

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骨の成長が止まることによりオスグッドの痛みが取れたとしても、同じ動きを繰り返していれば次は「ジャンパー膝」。
この身体の使い方をして良いことなんて全くありません。

後ほどご紹介するBMSLの資料では、「ディフェンスの姿勢」に焦点を当てオスグッドについて掘り下げています。

オスグッドへの取り組みがバスケに及ぼす影響

オスグッドへの取り組みがバスケに及ぼす影響

育成年代のバスケ選手にとって、オスグッドに対する取り組みは重要な身体の準備になります。

痛みを生じさせないこともそうですが、何より「正しく効率的な身体の使い方」が習得できるからです。

バスケは多様な身体の動きを必要とするハードなスポーツですので、非効率的な動き(大腿四頭筋に頼ってしまうような)ではパフォーマンスに限界があります。

大殿筋やハムストリングスといった大きな筋肉も含め、バランスよく全身を使える動きを身につけることで、今だけでなく、将来的なパフォーマンスも向上するでしょう。

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私の場合は、この事実を知りませんでした…

膝の痛みを感じた小学生から、大腿四頭筋だけに頼らない身体の使い方を教わっていれば、簡単にでもこの痛みのメカニズムを知っていれば、中学・高校のバスケは大きく変わったのではないかと今でも思います。

繰り返しになりますが、より良いパフォーマンスを発揮するためには、オスグッドを引き起こす身体の使い方では限界があります

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痛みを引き起こさないためだけではなく、より良くバスケをするためにも、この取り組みが必要だと自らの経験からも言えるのです。

おわりに

オスグッドは、まず「知ること」、そして「実践すること」で、そのほとんどが予防、治療できると考えています。

痛みを感じた場合、まず診察を受けることが必要ですが、それだけで問題解決ではありません。

バスラボ

選手、その周囲の保護者、指導者の方には正しい知識・対処法を知ってほしいです。

BMSLが執筆したオリジナル資料には、オスグッドに関する一般的な知識と、それを誘引する身体の使い方を修正するためのプログラムを載せています。

今痛みに悩んでいる選手、今後大きく成長していくであろうすべての選手のために参考にしていただければ、これほどの幸せはありません。

以下はBMSLオリジナル資料「No more!オスグッド・シュラッター病」の紹介ページになります。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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資料タイトル一覧

  • 機能解剖学に基づくシュートフォーム
  • シュート探求:肘の挙がりと曲がり
  • No!More!オスグッド・シュラッター病
  • Physical Fitness Test for Basketball Players
バスラボ

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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