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リハビリと筋トレ

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ケガのリハビリで筋トレ?

このように思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、リハビリ界では治療のためには当然のこととされています。

今回は「リハビリと筋トレ」というテーマで、この2つの切っても切れない関係について簡単に記事にしたいと思います。

目次

リハビリには2つの筋トレがある

リハビリにおける筋トレには大きく分けて2つの目的があります。

それぞれについてみていきましょう。

 

廃用予防の筋トレ

これは、患部を安静にしている間に他の筋肉が弱らないようにする筋トレです。

医療業界では、使わないために弱くなってしまう、機能しなくなってしまうことを廃用(はいよう)と呼びます。

高齢者が転んで足の骨を折ってしまい、安静にしているとそのまま寝たきりになってしまうというのは、まさに廃用によるものです。

折れた足以外の部位は元気だったはずなのに、全身を安静にしてしまったために、全身が衰え、寝たきりとなってしまうのです。

スポーツの分野でもレベルは違えど同じことが起こります。

例えば、腕の骨を折ってしまい競技を休まなければならない選手がいたとしましょう。

骨が治るのに2ヶ月必要だったとして、その間なにもしなかったら身体は全身的に衰えます。

それに対し、腕は動かせないが足は動かせるということで、2ヶ月間足のウエイトトレーニングやエアロバイクなどを毎日やっていたとしたら、

いざ、骨が治った時に復帰までに時間が短いのはどちらでしょうか。

間違いなく後者ですよね。後者は下肢の筋力維持向上が期待できますし、エアロバイクによって心肺機能も維持できているでしょう。

これが廃用予防の筋トレです。

 

機能改善のための筋トレ

それに対し、痛み部位の負担を軽減するために行う筋トレ機能改善のための筋トレです。

どこがが弱いがために、ある部位に負担がかかりすぎて痛いという場合には、

痛いところだけ治療しても原因である弱さは改善されません。

そこで、根本原因解決のために筋トレが必要になるわけです。

これは廃用予防の筋トレとは違い、患部を良くするための筋トレです。

また、この筋トレが成功すれば痛みを減少させることは当然として、再発予防、パフォーマンスの向上などまで見込めます。

例えば、腰痛に困っている人がいた場合、多くの治療者が腹部の筋力強化を目的として体幹の筋トレを指導します。

これは、体幹の筋力が弱っているために背骨の安定性が低下し、それが痛みの原因になっているという仮説によるものです。

事実、腰痛には体幹筋力の低下によって生じるものが多くあります。

体幹筋力が向上し背骨の不安定性が解消すれば痛みは減少し、それにより運動のパフォーマンスが向上するということはイメージできるのではないでしょうか。

 

もちろんこういった筋力の低下がもたらす不具合は腰だけでなく、膝、肩などどこにでも起こりうるのです。

さらに、弱さが少し離れた部位に不具合を起こすこともあります

例えば、足の弱さが腰や肩などに影響を与えることもあります。

特に全身の連動を必要とするスポーツ動作では重要な問題となります。

リハビリにおける筋トレ
 ・ 廃用予防の筋トレ
・ 機能改善のための筋トレ

いかがだったでしょうか。

ケガはスポーツをしていれば、誰でもいつかはするものです。

バスケを完全に休まなければならないものから、部分的にできる程度のものまで様々ですが、

患部の安静は必ずしも全身の安静を意味するものではありません。

医師にバスケを休むように言われたとしても、バスケのためにできるリハビリはいくらでもあります。

今回で言えば、「廃用予防の筋トレ」「機能改善のための筋トレ」です。

自分のケガ、指導している選手のケガに必要なリハビリは何でしょうか。

安静の仕方で復帰した時の状態は大きく変わります。

もう一度、安静について考えてみてください。

長文失礼いたしました。

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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