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ストレッチの基礎知識

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こんにちは。

今回のテーマは「ストレッチの基礎知識」です。

スポーツをしていれば間違いなく行うことになるこのストレッチ。

様々な本も出版されていたりと、関心の高い分野であると思います。

ここでは、あまり本に書いていない、ストレッチの基礎知識について書いていこうと思います。

 

目次

ストレッチの原理

まずはその原理についてです。

ストレッチ(stretching)とは、スポーツや医療の分野において「引き伸ばす」という意味で使われます。

とくにスポーツの分野では筋肉を伸ばすという意味で使われることが多いです。

さて、「筋肉を伸ばす」ということはどういうことでしょうか。

ここには、物体(筋肉)を変形(伸ばす)させるという力が働いていているので、物理学の理解が必要です。

といっても簡単なイメージで十分です。

図を見てみましょう。

これがストレッチです。

筋肉が関節をまたいで骨と骨に付着しています。この付着部位(解剖学の用語では起始停止といいます)が離れれば、筋肉は否が応でも伸ばされるというわけです。

簡単ですよね。これがストレッチの原理です。

様々な本にはこの筋肉の付着部位(筋肉の起始停止)の引き離し方を、写真や文章を使いながら購入者に懇切丁寧に教えてくれているわけですね。

ただ、私はとてもひねくれた考え方の持ち主ですので、こういった現状に疑問を感じます。

「なぜ、こんなにもストレッチの本が多いのか」と。

逆説的に考えればこうです。「方法が書いてあっても、うまくいかない or 続かない」から本が売れるのではないか。と。

だから、「すごい効果!」とか「絶対続く!」とか書いて売ってるのかなーと…。

この説が正しいのかどうかは、どうでも良いことなので忘れてください。

ただ、どうでしょうか。皆様の筋肉は効果的にストレッチできていますか?

筋肉の端と端が物理的に離れれば、それが筋肉のストレッチ

 

ストレッチの失敗

ストレッチには失敗があります。つまり、筋肉の起始停止が引き離せなければ、失敗です。

本の写真の通りの姿勢をしていても、失敗することはあります。

なぜでしょうか。

図をみてみましょう。

 

これが最も簡単に描いた、ストレッチの失敗です。

筋肉の起始停止が離れていませんよね。

本と同じ姿勢をしているはずなのに、あまり伸びていないと感じる人は、おそらくこの状態です。

もう少し図に関節を増やしてみましょう。

 

赤い太線がハムストリングスです。

このハムストリングスを効果的に伸ばすにはどういった姿勢になるべきでしょうか

次回、答え合わせをしましょう!

人間は多くの関節をもつ生き物ですから、姿勢によってはストレッチは失敗します。

この理由は、機能解剖学的に言うと、関節の運動軸、運動方向、固定点、そして筋肉の起始停止、筋肉の走行(筋肉がどこを通ってどこにつくのか)などによって説明できます。

なのでやはり、最低限、ストレッチをする筋肉については知っておいたほうが良いのかなとは思いますが、

今回知ってほしいのは、ストレッチには成功条件あるということです。

このストレッチの成功条件を、しっかり頭に入れると、ものすごいストレッチができるようになります。

本を見て姿勢を真似するストレッチからはもう卒業しましょう!

 

姿勢を真似するだけでは効率的とは言えない

ストレッチの原理を頭に入れ、動かす骨と止める骨を意識すること

 

ストレッチの成功条件

ストレッチの成功条件は「固定点を作ること」「動かす関節を1つにすること」の2つです。

 

  • 固定点を作ること

これは先程の画像でも少し出てきたと思います。

つまり、骨と骨を引き離したいわけですから、どちらかを止めて(固定して)おかなければならないということです。

動く骨の方に、もう片方の骨がひょいひょいとついていってしまっては、筋肉は伸ばせません。

単純明快ですが、これができずにストレッチの効果を最大限に引き出せていない人はかなり多いと思います。

なぜなら、この固定点は「意識的に固定する」ことが必要だからです。

とくに、身体の硬い人…。ひょいひょいついていってますよ!

 

  • 動かす関節を1つにすること

人間の体にはいくつもの関節があるということは先程お伝えしました。

ストレッチの際に、いくつもの関節が同時に動いてしまうとどうなるでしょう。

まず、上記の「固定点」を作りづらくなります。

そして、多くの関節が関わるということは、更に多くの筋肉が関わってくるということになります。

多くの筋肉を同時に伸ばすことはとても難しく、それだけでストレッチ効果を分散させてしまうことになるので望ましくありません。

 


いかがだったでしょうか。

今回は原理と、成功条件について書かせていただきました。

次回もストレッチについてもう少し具体的に書いていく予定です。

長文失礼いたしました。

 

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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