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ストレッチの基礎知識②

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こんにちは。

今回も「ストレッチの基礎知識」について書かせていただきます。

さて、前回はストレッチの原理や失敗など基本的なことについてお伝えしました。

そのなかで、宿題が1つありましたね。

これです。

どうすれば、ハムストリングスが効果的にストレッチできるでしょうか?という課題でした。

答えは簡単です。

これが成功です。

股関節を単独で曲げることで、ハムストリングスの起始停止が離れますので、効果的なストレッチとなります。

では、失敗例は?

こうですね。これは起始停止が離れていませんので、効果的なストレッチとはなりません。

では、なぜこのケースは失敗例となってしまったのでしょうか。

 

目次

ストレッチの成功条件

ストレッチの成功条件は「固定点を作ること」「動かす関節は1つにすること」の2つでした。

成功例の固定点は、膝関節背骨であり、

動かす関節は股関節の1つですね。 条件に当てはまっています。

それに対して失敗例では固定点が定まりません。

膝は固定されていますが、背骨が固定できていません

それにより、動く関節は股関節ではなく、背骨がいくつも動いてしまっています(白矢印)。

これが、失敗の理由です。

つまりこのケースでは、背骨(体幹)を意識的に固定し股関節を曲げることをするべきだったということです。

実はこの、「体幹を固定し、股関節を動かす」という言葉は今後も重要なテーマとなっていくのですが、

ここではストレッチの話を続けます。

子どもがよくやる長座体前屈の姿勢は、背骨が曲がりきっています。
あまり良いストレッチとは言えません…。

 

止めるところを止め、動かすところを動かす

これまで固定点や、動かす関節を1つにする、というような言葉を使いましたが、

ようは「止めるところを止め、動かすところを動かす」ということです。

これがストレッチのポイントです。

具体的にみていきましょう。

 

僧帽筋のストレッチ

まずは肩の筋肉の僧帽筋です。肩こりの筋肉ですね。

筋肉のイメージをつけたら、ストレッチをします。

僧帽筋の起始停止を考えればこれでもストレッチはできています。

しかし、もっと効果的な方法があります。

それがこれです。頭を倒す方と反対側の手をお尻の下に入れて、肩を固定します。

つまり、固定点=肩に、動かすところ=頭にしています。

どうでしょうか。

固定点をしっかり作ると、作らないでは伸長感がずいぶん違いませんか?

さらに、筋肉の走行(どうついているか)を考えると、

頭の傾ける方向を、少し前にします。

するとさらに伸長感が増しませんか?

これは無駄なく効率的に筋肉が伸ばせている証拠です。

ストレッチを実施する際には、

  • 成功条件2つ

  • 伸ばす筋肉のイメージをもつこと

  • 伸長感を感じること

を大切にして実施してみてください。

ポイント
固定点を作らなければ、効率的なストレッチにはならない

いかがだったでしょうか。

ストレッチって奥が深いのです。

効率的なストレッチができれば、効果も間違いなく向上します。

原理を頭に入れて、いろいろなストレッチをしてみてください。

様々な伸長感に出会えるはずです。

BMSLではこれから、様々な筋肉のストレッチを紹介していく予定です。

楽しみにしていてください。

長文失礼いたしました。

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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