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バスケットボールの大問題 シュートの話をしよう!

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こんにちは。

日本代表バスケチームの躍進はすごいですね!

注目度も爆上がりしています(^^)

これも渡邊雄太選手や八村塁選手の活躍があってのことなのでしょう。

ますます今後の日本バスケが楽しみになってきました!

さて、今回のテーマは「シュート」です。

プロフィールで少し触れていますが、私は何年もシュートフォームの分析をしてきました。

この記事では、その経緯や分析して感じたことなど書いていこうと思います。

目次

なぜシュートの分析を始めたのか

私がシュートフォームの分析を始めたのは、あるミニバスチームでの会話がきっかけです。

当時は、障害予防をメインとして様々なチームで啓蒙活動をしており、

その日も同じように、ストレッチやスクワットなどを指導しておりました。

この活動の主なメッセージは、

身体を上手に使えると、パフォーマンスも上がるし、障害の予防にもなる」といったもので、なかなか好評な活動でした。

これは今でもやっております(^^)
ご興味があればお問い合わせください。

2時間程度の活動を終え、保護者や指導者の方とお話していると、

指導者から、「シュートフォームにも理にかなった身体の使い方があるのですか?」と聞かれました。

当時はシュートに関して全く目を向けていませんでしたが、理学療法を勉強していたのでバイオメカニクスや解剖学といった観点からすれば、おそらくあるだろうということで、

「もちろんあります。」と答えました。

すると、その指導者は、

「是非それを教えて欲しい」と言うのです。

当時の私は、バスケットの最も基本的なシュート動作など、すでに確固たる分析がされていて、その指導も標準化されているものだと思っていましたから、私に教えられることはないだろうと言いました。

しかし、話を聞いていくと、

その指導者にはフォームの指導に明確な理論がなく、おそらくどの指導者も持っていないのではないか、と言うのです。

その指導者が知らないだけではないか?と半分疑いながら自宅で調べてみると、

たしかに明確なものはない…。

学生とはいえ、論文や専門書を読んでいた私からすると、ネットや書籍にあるシュートの話は眉唾ものでした。

そのほとんどが経験論で、何を根拠に?という部分がないのです。

エビデンスレベルで言うと、グレードC(言い切れる根拠がない)といった感じです。

今でもエビデンスを示せるわけではないのですが…。
当時は生意気でした…。

この何気ない会話をきっかけに私のシュート分析が始まりました。

これまでは、身体構造に基づいたスポーツ障害の予防に力を入れていたわけですが、

それを「シュートフォーム」にも向けるようになったのです。

バスケットにおけるシュート指導の現状

これまで、いくつものチームに伺い、何人もの指導者と話してきましたが、

現状、シュート指導は混乱状態にあるのかなと思います。

実際に、ネットで「バスケット シュート指導」と検索すると、様々な指導者の、様々な意見が出てきます。

どれを見ても結局は、個人の感じたこと、経験したことがベースとなって、

「こうすると入るから」

「こう習ったから」

「上手い人がそのフォームだから」

と、様々な方向に指導が向いているような気がします。

最近では、

「その選手のうちやすいように」といったものが出てきて、

あまりフォーム指導を行わないほうが良い?といった考えもあるようです。

うーん…。

この指導は正しいとか、間違っているとか、そういった問題の以前に、

どうすればよいのかわからない」という現状があるように思います。

個人的には、
バスケットのシュートはかなり特異的な動作ですから積極的な指導が必要だと思います。

シュートという動作を知る

私が最近、指導者の方と話して感じるのは、

そもそもの「シュート動作」を理解していないのではないか?ということです。

これは決して、理解していないから悪いということではありません。

私が理学療法士として、動作分析や機能解剖学を通じたシュート分析をしてみて初めて思うようになったことです。

かくいう私も、専門家として分析してみて、初めて「シュート動作」というものを知りました。

皆さんは「シュート動作」をどのように理解していますか?

例えば、シュートは全身運動とは言いますが、

各関節はどのように動くべきでしょうか。

どの筋肉が、どう働くべきなのでしょうか。

どの関節に、どんな役割が求められているのでしょうか。

私が思うのは、

こういったシュート動作の本質を理解せずに指導するというのは、非常に困難な道であるということです。

もちろん私の言う本質は、私の視点(機能解剖学やバイオメカニクスなど)によるものなので、かなり特異的かもしれません。

指導法は一つじゃなくていい

正しいシュートの指導法は一つである必要はありません。

指導者それぞれに正しい指導法があるべきです。

???

と思うかもしれませんが、シュート動作を獲得させるためには、どのようにアプローチしてもよいのです。

「シュートは足から!」という人がいても良いし、

「手首から!」という人がいても良いのです。

ただ、これは前提として先程の「シュート動作の本質」を理解している必要があります。

本質に向かっているのであれば、どのような順序、方法でアプローチしても良いのです。

シュート指導を登山で例える

これを登山に例えてみましょう。

登山では一つの頂上を目指して進みます。

が、そこに向かうルートは様々です。

急なルートもあれば、緩やかに登るルートもあります。

目的としている頂上にたどり着くのであれば、どのルートを選択しても、正解や不正解はありませんよね。

もちろん目的を達成するために効率的なルートはあるでしょう。でも非効率的なルートだからといって間違いではないのです。

目的とする一つの頂上に向かっていれば!

ここが重要です。

個人的な印象ですが、現在のシュート指導は頂上が見えていない、つまりシュート動作の本質が見えていないような気がします。

あるいは、頂上がいくつもあって、ルートも沢山ある…。

まさに混乱状態ではないでしょうか。

指導法で悩む

シュートの指導で悩む方は多いと思います。

私の印象としては2つのパターンがあって、1つは本質を理解していて指導法に悩むパターン。

このパターンの方は本質を見極めています。なので、どのようなフォームでシュート動作を達成させるかのビジョンがあります。

様々な視点や考え方、言葉の使い方がありますが、目指す動作自体は皆大きく変わりません。

いわゆる、きれいなシュートフォームというやつです。

つまり頂点は一つ、共有しているということです。

この場合は、向かうべき頂上が見えているので、様々な試行錯誤によっていつかたどり着くことができます。もちろん、様々なルートから。

問題は、もう一つのパターンです。

もう一つのパターンは、本質を理解せず、指導に悩んでいる方です。

シュートという動作をよく理解せず、指導法にばかり悩みがいってしまう方は要注意です。

これは頂上が分からず、ルートも誰かから聞いたり、自分で考えたりしてゴチャゴチャ状態であると言えます。

現状、このパターンの方が多いのでは?と思っています。

BMSLができること

なんだか話がゴチャゴチャとしてまいりましたが、こういった現状にBMSLとして何ができるのか。

それは、シュートの本質を提供することだと考えています。

正しい指導法の提供ではありません。そもそも、そんなものは無いと思っています。

機能解剖学に基づく、人体構造に基づく、シュート動作の本質を提供することです。

「シュート動作はこうあるべきである」

ということがわかれば、「では、どう指導するか?どう構築するか?」を考えられるようになると思います。

BMSLではそこを提供したいと考えます。

現状の混乱状態を脱出するには明確な頂上を共有する必要があります。

そこに到達するためのルート(指導法)は、実際に指導している方のほうが上手に見つけられると思いますし、指導者の数だけあって良いものだと思います。

全国の指導者が、共通のシュート動作の本質に向かって様々な指導法を考え、提供できることが日本のレベルを上げることにつながると思います。

もちろん、フィットしない選手もいるでしょうが、シュート動作がどういうものかを理解していれば、本筋から外れることはないでしょう。

実は、BMSLの考える「日本のシュート底上げ作戦」の第一弾として、

機能解剖学に基づくシュートフォーム」という資料の販売を開始しました!

指導者の方の手助けになるような資料です。

長文失礼いたしました。

 

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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