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バスケ日本代表!八村塁選手のシュート分析 レブロン・ジェームス選手との比較

今回は以前の記事で書ききれなかった部分を書いていこうと思います。

ループに関しては、低くても入れば問題ありません

ただ、高いほうが成功率も高いという研究のデータもありますから、ループが低くて成功率に悩んでいる選手は修正してみても良いかもしれません。

ここでは、八村塁選手レブロン・ジェームス選手を比較して、その体の使い方の違いからループについて考えてみたいと思います。

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目次

八村選手とレブロン選手のフォームの共通点

冒頭に載せた以前の記事をご覧いただければわかると思いますが、この2人のシュートフォームの特徴は、

肩関節の運動と肘関節の運動が明確に分離しているということです。

そのため、フォームは、

肘が最高到達点まで上がる(肩関節屈曲)→肘を伸ばす(肘関節伸展)

というように、2つの関節運動の間に区切りが生じています。

この動作の区切りは、ボールに伝わる力も区切ってしまうため、特に肩関節で生じる垂直方向の力を減少させてしまいます。

こうなると、ボールは水平方向メインの力で飛んでいくことになり、結果、ループは低くなります。

実際に何人ものフォームを分析してきましたが、肩関節と肘関節の動きに区切りのある選手は、比較的ループが低くなる傾向があるように思います。

八村選手はまさにそうなのですが、レブロン選手はどうでしょう。

レブロン選手のシュート

八村選手同様に、肘がまず上がり(肩関節屈曲)、その後に肘が伸展していくフォームですが、

八村選手のようにループが低いという印象はあまりありませんよね。

実際にレブロン選手にシュートにはループがしっかりとかかっています。

では、この2人の相違点はどこにあるのでしょうか。

フォームの相違点

同じ動作順序で、同様の特徴を持つ2人のフォームですが、関節の使い方は少々違います

レブロン選手はこのフォームでもループをかけられる関節の使い方をしているのです。

見てみましょう。

実際に角度計を当ててみると、肘が最高点に到達した時点での肩関節の屈曲角度が実は数度違います

レブロン選手が125°なのに対し、八村選手は120°です。

つまり、レブロン選手のほうが肘が少し高く上がっているということです。

そして、

その際の肘の屈曲角度も違います。

レブロン選手のほうが、ここでも5°大きく曲がっているのです。

「だからなんだ?!」

と皆さん思いますか?

実はこれがループにとっては非常に重要なポイントになるのです。

関節角度とループの関係性

肩関節の屈曲角度(肘の最高到達点)と肘の屈曲角度の違いが、どのようにループに影響するのかを見てみましょう。

肘伸展の力をどう利用するかが重要

ループをかけるために必要なのは垂直方向にボールを持ち上げる力ですから、図のように、

肩関節の屈曲角度と肘関節の動く範囲によって伝えられる力が大きく変わります。

右の図は、肘が上がらず屈曲角度も低い場合(仮想八村選手)です。こうなると、肘の伸展運動は全て水平方向へボールを押し出す力になってしまいます。

それに対して、左の図(仮想レブロン選手)は肘が高く位置していることと、よく屈曲していることで、肘の伸展運動で垂直方向の力を生み出すことができます。

こうなると、動作順序が同じでも、ボールの軌道は大きく変わってきます

どちらの方が、よりループをかけることに有利なのかは明らかです。

肩と肘で合計10°程度の差ですが、この10°がシュートにどれほどの影響を与えるのか想像してみてください。

シュートにとっては、
たかが10°、されど10°ですよ…!

ループをかけるには?アドバイス

八村選手やレブロン選手のように、肩関節と肘関節の動きが分離しているフォームの持ち主で、ループがかからずに困っている選手がいます。

そういった選手には、まず肘の最高到達点をもう少し上げること、さらに、肘関節をもう少し曲げることをアドバイスしています。

これは勝手なイメージですが、日本人の選手は特に肘の曲がりが少ない印象があります。

もう少し詳しく言うと、肘が肩の高さに達したときの肘の曲がりが少ないです。

おそらくですが、幼少からの遠くに飛ばそうという意識がそうさせるのではないかと考えていますが、確証はまだありません。

もしあなたがループに悩んでいるのなら、肘の高さと曲がり具合を気にしてみても良いかもしれません。

そして…

八村選手がもし!フリースローのループで悩んでいるのなら!ぜひこの記事を読んでみてほしいです!

ほんとに読んでくれたら嬉しいなぁ…

長文失礼いたしました。

 

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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