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【指導者・保護者のかた必見!】スポーツ外傷?スポーツ障害?を整理する

スポーツ外傷?障害?なんだかよくわからないです!

バスラボ

似たような言葉ですもんね!
それぞれ意味が異なるので、少し整理してみましょう!

こんにちは!BMSL(@Basketball_MSLです!

今回のテーマは「スポーツ外傷?スポーツ障害?」です。

バスケに限らず、スポーツをしていれば痛みを感じる事はあると思います。

ものすごい痛みから、ちょっと気になる程度の痛みまで、程度はいろいろあると思いますが、

「あなたの痛みは外傷ですか?それとも障害ですか?」

と聞かれたときに答えられますでしょうか?

あるいは、選手や子どもから痛みの相談を受けたときに、外傷と障害の判断がつきますか?

こうした、「外傷なのか、障害なのか」という問題は、実は非常に重要です。

なぜなら、その痛みに対する処置や治療方針(リハビリも含めて)が大きく異なるからです。

今回はそういった話もさせていただきたいと思います。

バスラボ

選手から痛みの相談があった場合、医師の診察を受けるように促すべきです。
ただ、指導者、保護者として痛みを分類できることは大切だと考えています。
特に今回のテーマの場合、その後の関わり方が変わってきますからね。

目次

スポーツ「外傷」

まずは、スポーツ外傷についてです。

外傷とはその名の通り、力によってを負う事です。

どちらかというと皆さんがイメージしやすい痛みであると思います。

具体的には、足の捻挫突き指擦り傷アキレス腱断裂前十字靭帯損傷などが外傷です。

外傷による痛みには、ほとんどの場合、明確なエピソードがあります

明確なエピソードとは、その痛みの原因と考えられる事象ががはっきりとあった、ということです。

例えば、足の捻挫であれば「さっき足を捻ってから足が痛い」であり、

前十字靭帯損傷であれば「着地のときに膝を捻った」というようなものです。

なるほど!
明確な原因があるのが、「外傷」ですね!

打撲や一般的な骨折などもこの外傷に分類されます。

少しかたく言うと、急激な強い力によって身体の組織を損傷することを外傷と呼びます。

バスラボ

ちなみに「傷害」は、“相手に傷を負わせること”を意味するようです。
刑法などで使われる用語だそうですよ。

スポーツ「障害」

それではスポーツ障害はどういったものでしょうか。

基本的にスポーツ障害の場合は、明確なエピソードがありません

訴えとしては「練習の後に膝が痛い」や「走っていると腰が痛くなる」といったことが多いです。

外傷の訴えとは異なり、これ!といった痛みの原因がわかりません。

一発の衝撃がないってイメージかな。

バスラボ

そうですね。
じわじわ痛い、いつの間にか痛い、といったイメージです。

障害は弱いストレスの繰り返しが組織を損傷させていく、というメカニズムで生じます。

多くの場合、同じ動作の繰り返しによって特定部位に負担がかかることが原因です。

皆さん一度は経験があるのではないでしょうか。

具体的な病名としては、オスグッド・シュラッター病シンスプリント足底筋膜炎アキレス腱炎などがあります。

他のスポーツでは、野球肘や野球肩などが有名かと思います。

スポーツ「外傷」「障害」それぞれの治療方針

痛みの原因が異なるということは、対処法も異なるのかな

バスラボ

その通りです!
間違った対処をしないように、少し頭に入れておくと良いでしょう。

まず「外傷」からみていきます。

スポーツ「外傷」の治療方針

外傷の痛みの場合、治療方針は比較的単純です。

それは、損傷した組織の治癒を待つことが最優先されるためです。

骨折であれば骨癒合を、切り傷であれば皮膚の治癒を待つということになります。

わかりやすいですね!

ただ、損傷した組織が治癒すれば競技復帰できるのか?と言われるとそう単純でもありません。

なぜかでしょうか。

それは損傷組織の治癒を待つ間に、身体になんらかの機能低下が生じるからです。

機能低下とは、関節が硬くなることであったり筋力が低下したりといったものです。

足の骨折のために1ヶ月ギプス固定したとすると、1ヶ月後、足は筋肉が衰えてガリガリになってしまいます。

バスラボ

このまま競技復帰は難しいですよね。
リハビリテーションはここで絡んでくるんです。

なので、外傷からの復帰には治癒のために安静にした部位の機能回復が必須となります。

膝のケガの場合は上下の関節(股関節、足関節)にも機能低下が生じている可能性もあります。

外傷は目に見えるケガの場合が多く、そこが治ればOKとされがちですが、競技復帰には慎重になる必要があるのです。

バスラボ

レントゲンで骨がくっついた!よし競技復帰だ!
とはならないんです…。

スポーツ「障害」の治療方針

次に「障害」です。

外傷の治療方針と比較すると、スポーツ障害の治療方針はやや複雑です。

なぜなら、痛みの原因を特定する必要があるからです。

痛い部位はわかるのですが、そこに痛みが生じてしまう原因を探さないと根本的な治療ができません。

ここで言う原因とは、痛い部位に負担をかけている動作ストレスの種類のことです。

バスラボ

これはかなり専門的に知識が必要なところです。

そのため、痛みの原因がわからず対処が遅れることもよくあります。

さらに、厄介なことに初期の場合は少し休むと痛みが落ち着いてしまいます。

痛みが落ち着くこと自体はいいことなのですが、根本的に治療できていないと再度復帰するとまた痛い、ということを繰り返すことになります。

なので、治療方針としては「患部の安静」と「動作の修正」が必要となります。

詳細は以下の記事で書いていますので、興味があればご覧ください。

スポーツ障害の場合は復帰後に再発するリスクが高いので、そうした意味でも競技復帰は慎重になる必要があります。

おわりに

いかがだったでしょうか。

外傷と障害の整理ができたかな、と思います。

これで、もし選手から痛みの相談を受けても大丈夫でしょう。

繰り返しになりますが、痛みの相談を受けたらまずは医師の診察を受けるように促してください

外傷、障害の判断ができたとしても、その程度、リスクを素人が判断することはできません

このあたりは、要注意でお願いいたします。

医師の診察後、どの様に選手と関わっていくか?という部分でこの知識を利用していただければ幸いです。

長文失礼いたしました。

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この記事を書いた人

“痛みのないバスケ”を目指し活動している理学療法士です。
バスケ選手の身体の使い方を分析し、それに必要なケア・トレーニング方法などを日々考えています。
機能解剖学的視点から新たなシュート理論を構築中です。

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