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スポーツ障害のリハビリテーション

こんにちは。

今回のテーマは「スポーツ障害のリハビリテーション」です。

スポーツ障害についてはこれまでいくつか記事にしてきました。

「スポーツ外傷?スポーツ障害?」

「スポーツ障害について」

今回はそのリハビリについての概論を書いていきたいと思います。

 

スポーツ障害

スポーツ障害の発生メカニズムは同部位(筋肉、関節、靭帯等)の Over Use による微細損傷が原因となる痛みでした。

通常は微細損傷が起こっても回復能力が上回ることで痛みにまでは至らないのですが、

毎日同部位に負荷をかけすぎていると、回復能力が追いつかずに回復と損傷のバランスが崩れ破綻します。

痛みを感じた時にはすでにこの回復と損傷のバランスは崩れているので、

早急に対応しないとさらに破壊が進みます

ひどい場合には競技を長期で休む必要も出てきてしまいます。

Over Useになる部位というのはある程度、競技特性が関係しており、

野球であれば肩、肘、バスケであれば、膝、足というように発症する部位が偏ります。

そういった傾向があるということは、対策が立てられるということでもあり、野球では肩肘を守るためのケアであったり、規則であったりが普及しています。

バスケにおいてその動きは明らかではありませんが、今後BMSLでは進めていく予定です。

今回は予防ではなく、発症から復帰までのリハビリについて書いていきます。

 

スポーツ障害のリハビリ

スポーツ障害のリハビリは大きく2本の柱があります。

この理解が復帰までの近道になります。

 

痛み部位(患部)の管理

まずは、痛み部位(患部)の管理が必要になります。

すでに書きましたが、患部はすでに回復と損傷のバランスが崩れている状態です。

炎症が長期に発生していれば、回復しづらい状況になっています。

つまり患部には回復能力の割合を増やすために安静が必要になります。

回復能力を増やすより、安静により負荷を減らすことが必要になります

安静には完全に休む段階もあれば、別メニューをこなすなど、様々な段階があります(安静度)。

どれも患部の負荷を減らすことを目的として実施します。

これにより、患部への負担が減少し、炎症や痛みが下降傾向になることがまずは重要です。

炎症や痛みが減らなければ、さらに安静度を高くする(完全休みに近づく)ことで患部状態の様子を見ていきます。

そして、患部の状態が落ち着いた時(回復と損傷バランスが取れ、痛みがない時)に、どのくらいの負担が患部にきているかで完全復帰までの時間が大まかにわかります

 

例えば、「試合を行わなければ患部状態が落ち着いている場合」は、ほとんどプレーはできているわけであり、あとは試合に向けた対応ができれば完全復帰となります。

それに対し、ジョギングでもまだ痛い(患部状態が落ち着いていない)場合は、さらに安静度を高める必要があり、そこから完全復帰を目指すとなるとリハビリに要する時間が長くなることはイメージできるのではないでしょうか。

 

やはり患部の破綻が大きれば大きいほどリハビリに要する時間は長くなります。

早急な対応が必要であるといったのはこのためです。

まずは患部の状態を管理することがリハビリの1本目の柱です。

 

痛み部位以外の機能改善

1本目の柱で患部の安静による管理を徹底することができたとしましょう。

では、痛みが引けば完全復帰が可能でしょうか。

これは理学療法士的な意見を言わせてもらうと絶対にNOです。

まずは「身体の使い方の問題」です。

なぜ、その患部がOver Useになってしまったのでしょうか。そこには必ず理由があります。

よくあるのは周辺関節の硬さです。硬さと動きの話はこちらを御覧ください。

または周辺の弱さが患部に負担をかけている場合もあります。

つまり、1本目の柱ではOver Useになった原因が解決できていないということです。

こういった状態のまま、痛みが取れたからといって復帰してもまた再発してしまう可能性が非常に高いのです。

そして、「患部外の機能低下」の問題もあります。

これは患部安静をしている間に他の筋肉も弱くなっているという問題です。

例えば足の疲労骨折により松葉杖をつくことになったとしましょう。
そうすると患部側の下肢は足関節、膝関節、股関節に体重がかからない状態で安静期間を過ごすことになります。
いざ骨がくっついたからといって、完全復帰できますか?

 

患部に合わせて全身安静にするのではなく、

元気なところは積極的に動かすことで機能(筋力や可動域)を維持する、

さらに、Over Useの原因になった部位の機能の改善ができればスムーズに完全復帰ができます。

スポーツ障害のリハビリで重要な2本の柱
1.  患部状態を管理すること

2. 患部外の機能改善をすること


 

いかがだったでしょうか。

ただ休めばいいというわけではありません。

安静も見極めが必要ですし、安静中にやることも沢山あります。

これが必要のないものであれば私の仕事がなくなってしまいますね…。

そろそろ具体的なケガのリハビリも書いていきましょう。

楽しみにしていてください!

実は、今回のテーマは読者様からのご要望により実現しました。

お問い合わせよりBMSLにメール送ってくださった読者様に感謝致します。

ご要望があればドシドシ送ってください!

長文失礼いたしました。

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